支出は一般的に、次の3つに分類できるという。
消費 日々生活していく上で欠かせないものへの支出
投資 将来的に自分にリターンを与えてくれるものへの支出
浪費 必要以上の贅沢や衝動買いなどの無駄な支出
ファイナンシャル・プランナーの書いた本を読んでいると、「何か購入する時に、その購入するものが消費・投資・浪費のどれかを考えると無駄な出費を抑えることができて効果的!」というアドバイスをよく見かけます。
タイトルが「食費は消費?それとも○○?」となってますけど、人間食べなければ生きていけないんだから、食費はもちろん「消費」でしょ?
それはその通りですが、食費は「投資」とも言えませんか?まあ、お菓子の買いすぎは「浪費」になるかもしれないけど。
なぜ食費は投資なのか?
主婦ならば食費の節約はいつも考えていることの1つであるが、出不精ママが思うには、食費の節約法には2つある。
1つ目の節約法は、購入する食材の量そのものを減らすこと。
節約レシピで無駄なく材料を使い切ることを考えたり、家庭菜園をしたり、鶏むね肉やもやしみたいに栄養価が高くて値段が安い材料を使ったり。
出不精ママは、この節約法には賛成です。
2つ目の節約法は、なるべく食材を安く手に入れること。
「家族4人で1か月の食費2万円!」とかネットで見かけるとすごいなぁと思うけど、そこまで食費を抑えるには、そもそも安い食材を購入できなければ不可能では?と思うんです。
実は出不精ママは、この2つ目の節約法には基本的に反対です。
安いものは、なぜ安い?
それは手間と暇がかかってないから。たとえば、人件費を省いた分、添加物や農薬が多いからではないだろうか?つまり、安かろう悪かろうだ。
目先だけの安さで食材を買っているとその場では節約になるが、その反面、将来的には健康を損なうリスクを負うことにならないか?
いずれは病気を発症し、将来の高額な医療費になって跳ね返ってくる。あげく働けなくなれば、結局、経済的なリスクを負うことになってしまう。
わかりやすい名言でいうと、
今農家に払うか、後で医者に払うか
すみません、調べたんですが・・・この名言、どなたが言ったのかわかりませんでした。
だから食費は「消費」でもあるが「投資」でもある。(=質の良い食材に投資すれば、将来、健康な体というリターンを得られる。)
そもそも健康でなければ節約や副業する気力がなくなるし、投資だってできないし、最悪の場合、働けなくなって収入も得られない。
健康な体は、お金を生み出すための一番重要な人的資本なのです。
そもそも健康であるために、食事はそんなに大事?
でもその投資って漠然としてますよね。
たとえば「農薬たっぷりの安い大根を買って食べていたら10年後に癌になる」とか明確な医学的根拠があるならともかく。
そもそも食事ってそんなに健康を左右するんですか?神経質になりすぎでは?
それでは、専門家の意見を見てみましょう。
「人は血管とともに老いる」と言われます。健康長寿をまっとうするためには、血管の病気を予防することがなによりの決め手となります。
遺伝子が喜ぶ「奇跡の令和食」 家森幸男
私たちの研究によれば、血管の病気は「食事」でコントロールできるのです。
健康長寿のためには「毎日の食事」こそ大事です。それこそ30年間、世界を回って得た結論です。
「私たちは、私たちが食べた物そのものである」という言葉があります。食べた物がそのまま今ある私たちを、かつ、また私たちの病をつくりあげています。
遺伝子の不適合から起こっている数々の病気や症状を改善するためには、私たちの遺伝子に最適化した食事を摂取する必要があります。
「原始人食」が病気を治す 崎谷博征
その方は、丸3か月間、私の指導通り、お菓子などの摂取を一切止めたらその20年来の赤ら顔が完璧に治ってしまったんです。
だから食べるものが身体にどれだけの影響を及ぼすものなのかと言うことを身に沁みて理解できたと仰ったのです。
あなたの赤ちゃんは、第7チャクラから降りてくる 吉野敏明他
へ~食べ物って大事なんですね!
お医者様たちがそう言っているのはわかりましたけど、じゃあ一体どんなものを食べれば?
私も子どもがいるから気を使ってる方だと思いますが、今の世の中、農薬や添加物の入ってない食材を探す方が難しいんじゃないですか?
しかも質の良い無添加や天然の食べ物は高いし、なんか全然食費の節約にならないんじゃ・・・。
私たちの体は毎日食べるものからできている。このことに関していったいどれだけの人が真剣に考えているだろうか。
不調や病気の原因はすべてとまではいわないが、食が原因となるものが圧倒的に多い。
まず最初に皆さんにいいたいのは、「自分で必ずいろいろなことを調べてほしい」ということだ。私は専門家ではないからというのは、単なる逃げ道で言い訳でしかない。
医者いらずの食 内海聡
健康は人間の全ての活動の基礎ですから、内海先生の言う通り何を食べるか自分できちんと調べるのが、まず初めの一歩だと出不精ママは思います。
素人ですが出不精ママが調べたところ、ワーキングマザー忙しい子ちゃんが言う通り、現代の食べ物は農薬や添加物であふれている。
いざ無添加や天然の物を探し当てたとしても、今度は値段が高くて、全部そろえていたらあっという間に食費だけで赤字になってしまいます。
でも、それを嘆いていても仕方ない。出不精ママの場合、あまり難しく考えずにできることから始めました。
始めてから思ったのは今度は考えすぎちゃって、「健康のために」と神経質になりすぎるのはかえってストレスになり体に悪い。食材に投資しすぎるのもほどほどに。
「でも基本はしっかり押さえよう」と考えて、下記の結論に達しました。
今健康な人は、食事の5~6割は健康に良いものを、
不調な人は、6~7割は健康に良いものを、
既に病気になっている人は、7~8割は健康に良いものを、
残りは自分の体の声を聴きながら、好きなものを食べよう。(家計の許す範囲で)
健康は、毎日の食事の積み重ね。インデックスファンドの積み立て投資と同様に、一日にしてならず。
農薬や合成洗剤を使わないことは、土や川もきれいにする。また、社労士試験で少し勉強したけど、国民医療費はうなぎ登りに増加していて、令和2年度はなんと約43兆円!
一緒に、子どものため、日本の明るい未来のため、少しずつ食費にも投資しませんか?
まとめ
・出不精ママがお医者様の書いた本をたくさん読んだ結果、食費は消費でもあるが、投資でもあると思う。
・なぜなら、質の良い食材に投資すれば、将来、健康な体というリターンを得られるから。
・一方、今の世の中、農薬や添加物の入ってない食材を探す方が難しい。「健康のために」と神経質になりすぎるのはかえってストレスになり体に悪いから、できることから始めよう。