暗記が勝負なのが社労士試験だってわかりました。でも覚える量がすごく多いんでしょ?法律が8個もあるし。
覚えればいいって言うけど、それがむずかしいんじゃん!どうやったら覚えられるんですか?コツを教えてください。
相変わらず気が短いですね。さすがにコツは一言では語れません。
出不精ママなりに研究した暗記のコツは、別の記事で少しずつお話ししていきたいと思いますが、この記事では覚えるために最も大事な「繰り返す」ことについて一緒に考えましょう。
暗記の基本!繰り返しの重要さを再確認する
ただの主婦である出不精ママの個人的な意見ではなく、多くの専門家たちが「繰り返しの重要さ」を語っています。
優秀な人のほとんどは、いわば「繰り返し名人」です。一度や二度テキストを眺めただけで覚えられる人なんてどこにもいません。優秀な人は、この反復学習が当たり前であり、上手なのです。
図解でわかる 暗記のすごいコツ 誰でも確実に結果が出せる35のテクニック 碓井孝介より引用
読んだ内容を記憶しておくには、復習が大切です。通常、長期的に何かを記憶しておくためには、最低5回の繰り返しが必要と言われています。少なくとも5回は復習しましょう。
速読暗記勉強法 牛山恭範より引用
長い時間×勉強量=記憶力ではなく、短い時間×回数×勉強量=記憶力。これこそ、記憶を定着させる絶対の公式です。
ずるい暗記術 佐藤大和より引用
は?法律が8科目もあるのに、最低5回は繰り返すなんて無理ですよ!
育児と仕事だけで手いっぱいなのに、ワーキングマザーは忙しいんですよ!
暇な大学生ならともかく!
大学生だって、就職活動とかバイトで忙しいんだよ!
おやおや、東大卒主席弁護士で有名な山口真由さんは、「7回繰り返し」をすすめていますよ。
忙しい子ちゃんとちゃっかりくんが「最低5回繰り返すなんて、忙しくて無理!」っていうのは、「講義を聞き、テキストを通読し、問題を解く」という1セットを、同じ時間をかけて5回繰り返すから無理だと言っているのでないでしょうか?
さっき引用した『暗記のすごいコツ』の碓井孝介さんは著書の中でこうも語っています。
反復のうまくない人は、とにかく「すべての情報を、まんべんなく、同じ頻度で」繰り返しています。たしかに繰り返しているのだから覚えることにはなりますが、これではいくら時間があっても足りません。この「単純ぐるぐる反復学習」は有効ですが、効率的ではないのです。
図解でわかる 暗記のすごいコツ 誰でも確実に結果が出せる35のテクニック 碓井孝介より引用
単純ぐるぐる反復学習!
とってもわかりやすい表現ですね!
つまり、繰り返し方にメリハリをつけろってこと?
その通りです。
「優秀な人は、この反復学習が当たり前であり、上手なのです。」の「上手なのです」にもヒントがありますね。
繰り返しの上手な人は、同じように繰り返すのではなく「最小限の時間で最大限の効果を上げる」ための効率良い繰り返し方法を知っていて、実践している人なんでしょうね。
だから5回とか7回の繰り返しが可能になる。
たとえば、覚えられない項目や重要な項目を、よくトイレに貼っておく人がいますよね。トイレは毎日行くものだし行くたびにみるから、これだけで1回繰り返したことにはならないけど0.01回分くらいにはなるのでは?
案外、天才と凡人との差は、凡人では気が付かないちょっとした工夫から生まれるのかもしれませんね。
じゃその「効率良い繰り返し方法」ってのを、トイレ以外に具体的に教えてください。
相変わらず、せっかちでちゃっかりしてますね。だから、さすがにその方法は一言では語れません。
長くなってしまったので、出不精ママなりに研究した暗記のコツは、これから別の記事で少しずつお話ししていきたいと思います。
大学生ちゃっかりくんは「繰り返しにもすごい裏技があるかも」と期待しているようですが、出不精ママはそんなものないと思います。
先ほど言ったように、短期間で合格する人は、凡人よりそれだけトータルで長い時間勉強しているか、凡人では気が付かないちょっとした工夫を積み重ねているのではないでしょうか。
出不精ママは、あのイチロー選手の名言、
小さなことの積み重ねだけが、大きなことを成し遂げるただ1つの方法。
という言葉が好きです。
勉強も、健康も、子育ても、資産形成も・・・この言葉に当てはまる気がします。
まとめ
・社労士試験は記憶の試験であり、暗記の基本は当たり前のことだが「繰り返す」ことである。
・「繰り返す」ことは重要だが、「単純ぐるぐる反復学習」では時間がいくらあっても足りない。
・みんな忙しい受験生。繰り返し方にメリハリやコツが必要。