2022年8月28日に令和4年度 第54回社労士試験が予定通り実施されました。早2か月が過ぎ、受験した方たちは既に落ち着いた日々を取り戻していることと思います。
心は全然落ち着いてませんよ。
また選択式が1点、合格基準点に届かず・・・来年再チャレンジすると3回目になりますが、正直受けるかどうか悶々としています。
おお、相変わらず真面目ですね!
サラリーマンまじめさんのように、合格発表までは勉強に手をつけられない人がたくさんいると思います。また、理不尽な試験を経験し、来年再チャレンジするかどうか迷っている人は、サラリーマンまじめさんだけではないのでは?
出不精ママさんは、なぜ5回もチャレンジすることができたのですか?しかも50代後半だったのに・・・。
実年齢は50代後半だったけど、心は20代なんです!
冗談はさておき、再受験の決め手は何か?まず、出不精ママの経験談からお話しします。
出不精ママは社労士試験になぜ5回もチャレンジする気になれたのか?
1年目 | 本気度50% | 勉強不足でお試し受験。来年は本気でがんばろうと思ったから。 |
2年目 | 本気度70% | 勉強不足でお試し受験。来年は本気でがんばろうと思ったから。 |
3年目 | 本気度100% | 選択式1点足らずで落ちて、これなら来年いけるかな?と思ったから。 |
4年目 | 本気度100% | また選択式1点足らずで落ちて、くやしかったから。 |
5年目 | 本気度100% | また選択式1点足らずで落ちると思ったら、救済で合格。 |
5年間の気持ちの移り変わりを表してみましたが・・・う~ん、これではあまり参考になりませんね。
4年目と5年目は、さすがに凹みました。5年目は特にもう一生受からないのではないか?と思ったと言っても大げさではありません。
そう、社労士試験は選択式がかなり理不尽。運が左右することも十分ありうるので、今年合格しても来年は受かるとは限りません。毎年受けても必ず合格する人は、上位のほんの数%だと出不精ママは思います。
では出不精ママさんは、5年目も落ちていたら6年目はあきらめてたんですか?
いえ、6年目も受けようと思ってました。
えー、なんで!?
ここからは、真面目な話。出不精ママが5回もモチベーションを保てた理由は、下記の2つになります。
1.60歳まではがんばろう、と心に決めていたから。
2.社労士試験の勉強が、そのまま実務に役立つことを実感していたから。
3回、5回、7回受験など選択式の呪いにハマってしまった人は、出不精ママ同様「あと1点取れてれば・・・」とくやしい思いをしたとお察します。
「もうこんな思いをしたくないし、また1年間も勉強もしたくない」と考える一方、「せっかくここまで勉強してきて、実力もそれなりについたのに」という気持ちで揺れ動くこともありました。
それでも出不精ママがあきらめなかったのは、3年目からは、
50代にもなってせっかくがんばろうと勉強してきたんだから、60歳になるまではあきらめない!
でも60歳になったら、母親の介護のこともあるし、きっぱりあきらめよう!
と心に決めていたから、迷わなかったのだと思います。
そこで迷っている人へのアドバイスは、取り合えず〇歳までと区切りの歳を設定してみるのはどうでしょうか?
ただし、出不精ママがモチベーションを保てたのは、年齢設定していたからだけではありません。
もう1つの理由 、「社労士試験の勉強が、そのまま実務に役立つことを実感していたから」もあったから。2つの理由がそろわなければ、再受験をあきらめていたかもしれません。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
サラリーマンまじめさんは、今、どんなお仕事をされてるんですか?
出不精ママさん同様、総務・人事の仕事をしています。そんなに大きな会社ではありませんが。
それなら再受験をおすすめします!
出不精ママがもっとも社労士試験をおすすめする人は、総務・人事・給与・労務を担当する民間サラリーマンです(勤務社労士)。社労士資格を持っていると、拍がつくこと間違いなし。
もっと詳しいことは、上記の参考記事をご覧ください。
何度もチャレンジしようと思う気持ち=社労士になりたい気持ち
出不精ママの話はこれくらいにして、ここからは一般論です。
逆の発想で考えてみました。
合格発表が終わり、区切りがついた時点で、
あなたが再受験を決めていたら、それだけ社労士になりたい気持ちが強いということ。
再受験をやめていたら、それは社労士になりたい気持ちが強くなかったということ。
出不精ママの経験では、スクールの講師の方々が時々、講義中に社労士の実務の話をし始めると、
とにかく合格しないと何も始まらないし、今は試験に合格するための知識で精一杯なんですけど。社労士の実務は受かってからでいいよ。
とか思ったりしました。
でもいざ合格すると、
もうすぐ還暦だし、人脈も薄いし、母親の介護もあるし。
社労士試験に合格したからって、何か変わるの?わたしに何ができるの?
年金と労務にちょっと詳しいおばさんじゃん・・・。
これが出不精ママの現実でした。(ただし、労務や給与などの実務に役立っていることが救いです。)
社労士の資格を得たからと言って、仕事が降ってくるとか年収が上がるとか、世の中そんなに甘くありません。(まあ、たいていの資格に言えることかもしれませんが)身も蓋もありませんが、特に社労士の1号業務と2号業務は、覚えれば誰でもできる業務です。
社労士という資格を生かせる自信ややる気がある、
社労士として収入を得る算段がついている、
今現在も社労士の知識を生かせる職業についている、
といった人でないと、社労士試験はかなりコスパの悪い試験だと感じます。
社労士試験の受験回数は平均3回といわれ、そんな簡単には受からせてくれない。やっと受かったとしても社労士として飯を食っていくのは難しい。
来年再受験をやめても、全然ありではないでしょうか。(試験マニアとかで、合格そのものが目標という人は別ですが。)
今は向上心を持てた自分をほめてあげよう
社労士試験を5回経験し、今でも試験当日の朝のことを思い出します。
朝、試験会場の駅に降りると、灼熱地獄なのに試験会場まではすごい行列!こんな人混みの中を歩いて試験会場に行くのは、大学受験以来、ウン十年ぶりのことでした。
その時ふと思ったのは、
向上心を持って試験に挑もうとする人ってこんなに大勢いるんだ・・・日本もまだ捨てたもんじゃないな!
そしてわたしも、50代後半でその向上心を持った人たちの一人となれたことを嬉しく思いました。
来年、再受験をしてもしなくても、1回だけでも向上心を持って社労士試験という難関国家試験に挑もうとしたした自分をほめてあげましょうよ!
この1~2か月は試験勉強中できなかったことを、思いっきり楽しんでみませんか。
出不精ママは漫画好きなので、試験が終わったとたんに「進撃の巨人」を一気読みしました。そう、わたしはリヴァイファン。(いい歳してすみません)
ちなみに出不精ママが試験勉強を再開したのは、12月半ば。怠け者で勉強嫌いなので、すみません。(誤解のないように、既に来年の勉強を始めているあなたは最強です!)
まとめ
・出不精ママの経験から言えば、再受験を迷っている人は区切りの年齢を設定してみるのも一案。
・もっとも再受験をおすすめするのは、民間の会社で総務・人事・給与・労務の仕事をしている人。
・何度もチャレンジしようとする気持ち = 社労士になりたい気持ち
・社労士という資格を生かせる算段がついている人でないと、社労士試験のコスパはかなり悪い。
・来年再受験をしてもしなくても、向上心を持って社労士試験という難関国家試験に挑んだ自分をほめてあげよう!
・ここ1~2か月は好きなことをして、リフレッシュしよう! 出不精ママが試験勉強を再開したのは12月半ば。