3歳の子供がいてフルタイム勤務です。仕事・家事・育児だけでも忙しいのに、社労士試験の勉強なんてできるでしょうか?
「日本で一番忙しいのは政治家でも社長でもなく、ワーキングマザーだ」といわれるくらいですからね。ただ、ひとくくりにワーキングマザーといっても、いろんな家庭の事情の人がいるので一概には言えません。
社労士試験の勉強に必要な時間は、1年間で800時間~1,000時間といわれています。
まずは「自分の時間を見える化」してみたらどうでしょうか?
自分の時間の見える化?
今日はこの記事で、忙しい人の時間の作り方を考えましょうよ!社労士試験の勉強を始める前に!
ホントに忙しいの?自分の1日を振り返ってみよう!
ワーキングマザー忙しい子ちゃんは「忙しい、忙しい」と口癖のようですが、本当に社労士試験の勉強時間は作り出せないのでしょうか?
「お金がない、お金がない」と口癖の人に対して、ファイナンシャルプランナーが「まず自分のお金の使い方を見える化してください」ってよく言いますよね。
一流は、時間を「2種類」に分けている
1つ目は「生きている時間」。有意義に過ごせていると感じられる時間のことです。また、仕事であれば、成果に直結するような作業をこなしている時間も、「生きている」と言えるでしょう。
2つ目は「死んでいる時間」。無目的なヒマつぶしに費やした時間、また成果にはつながらない無意味な作業をこなしている時間を指します。
なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか 石田淳より引用
「死んでいる時間」とは過激ですが、わかりやすい言葉ですね!
ワーキングマザー忙しい子ちゃんが1日を振り返ると、「死んでいる時間」ってどのくらいありますか?出不精ママなら、1日数時間になってしまいそうです。
これが「時間を見える化」するってことですね。
無目的なヒマつぶしに費やした時間か・・・なんとなくスマホとかテレビとか見て笑ってる時間? たまには息抜きしたいですよ!
本気で社労士試験に合格したいのなら、そんなこと言ってる場合ではないと思いますが。
ワーキングマザーをしながらヒマつぶしがしたいのなら、今は社労士をあきらめるべきです。
・・・。キツイお言葉・・・わかりました。
1日の時間の使い方を見える化する
社労士試験合格者の約6割は会社員、合格者の約4割は女性。 みなさん忙しい中、時間を作って勉強し合格を勝ち取っています。
社労士試験の合格者の約4割は女性で、育児をしながら合格したという声もよく聞きます。忙しいワーキングマザーでも不可能ではないってことですね。
『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』の著者である石田淳さんは、こうも述べています。
とにかく1日の時間の使い方を「すべて」記録するのです。
時間を計測するときは、そのときのあなた自身の「気持ち」も記録してみてください。
その時間、「生きていたか」「死んでいたか」も記録する。
なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか 石田淳より引用
たとえば1日の中の「死んでいる時間」を洗い出して、その時間が習慣になっていたとします。その時間を社労士試験の勉強時間に置き換えれば、勉強が習慣化されて一石二鳥!
もっと具体的な時間の計測方法や時間の作り方は、この本を読んでみてね!実用的な内容で、事例もあり大変わかりやすい本です。
1日の時間の使い方が計測できたら、社労士試験の勉強時間の目安である1年間800時間から1,000時間が捻出できるかどうか計画してみてください。
どのくらいの単位で記録するんですか?スキマ時間も?
もちろん!社会人の勉強時間なんて、スキマ時間しかないですからね!
では次に、忙しくても合格する人はどのくらいの「死んでいる時間=スキマ時間」を活用しているのか?考えてみましょうか。
勉強できるスキマ時間って?
「スキマ時間」って一口に言っても、どのくらいの時間なんだろうか?やはり勉強の専門家の意見を引用します。
3秒あれば勉強できる。いつでもどこでも勉強しろ!
「毎日、仕事が忙しくて勉強できないんです」という言葉をつぶやいている、ほんの数秒間に試験勉強はできます。
試験勉強するかしないかの違いは、「毎日、仕事が忙しくて勉強できないんです」というできない言い訳をつぶやくか、試験勉強について思い出そうとするかどうかだけです。
実際、試験に合格する人としない人の違いは、こんな行動、習慣のほんのわずかなことです。
働きながら資格試験の勉強をしている人が、学校の勉強のイメージをひきずっていては致命的です。
なるほど! 合格勉強術 宇都出雅巳より引用
教科書を開いた瞬間、いきなり集中して勉強を始めるという「細切れ勉強法」も効果的です。これは、二分、三分といった、細切れのような時間を活用するやり方です。
たとえ中途半端な時間でもパッとやってしまう。脳がその気になった瞬間こそが大きなチャンスなのです。
そしてなにより「細切れ勉強法」は、小刻みに分断されがちな現代の生活に対応しやすい方法なのです。
脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」 茂木健一郎より引用
うう・・・またも厳しいお言葉・・・。
天才たちは、秒・分きざみのスキマ時間に勉強してるってことですね。
でも、3秒とか2,3分って、たとえばどんな時間ですか?
そうですね。先ほど引用した天才脳科学者の茂木健一郎さんは、その著書の中で次のように述べています。
細切れ勉強活用法
1分、2分という時間でも集中してやる
・電車の待ち時間
・エレベーターの中
・トイレの中
・タクシーの中
・歩いてる時
・シャワー中
英単語をひとつ覚える、本を2~3行読む。これだけで大きな成果を期待できる!
脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」 茂木健一郎より引用
なるほど!天才というのは、凡人では考えつかない超スキマ時間を利用して学習しているんですね!
出不精ママさんも3秒あれば、社労士試験の勉強してたんですか?
そうですね。さすがに3秒はないけど、3分くらいなら勉強してたかな?
長くなったので、出不精ママの経験談は、また別の記事でお話ししましょう。
社労士試験の基本は、単調な暗記の繰り返し。自分なりの超スキマ時間を見つけて、勉強内容を思い出してみてね!
思い出すことを繰り返す。長期記憶として定着するには、回数を重ねることが必要です。
まとめ
・忙しくて勉強時間が取れないと悩んでいる人は、本当に時間がないのか?一度、自分の時間を見える化してみよう!
・具体的には1日の時間の使い方を計測し、「生きている時間」「死んでいる時間」を記録するのがベスト!
・ 社労士試験の勉強時間の目安は、1年間で800時間から1,000時間。 1日の時間の使い方が計測できたら、 その勉強時間が捻出できるかどうか計画してみよう!
・天才たちは、秒・分きざみのスキマ時間に勉強している。 自分なりの超スキマ時間を見つけて、勉強内容を思い出してみよう!